修斗は1984年、佐山聡氏によって創始された日本生まれの総合格闘競技です。競技形式には大きく分けてアマチュア修斗とプロフェッショナル修斗の2形態があり、アマは1986年から競技大会を、プロは1989年から興行をそれぞれスタートさせています。
世にあまたある総合格闘技団体や興行組織と、修斗が大きく性格を異にしているのは競技団体としての性格を強く指向していることが挙げられます。1ラウンドを5分とする明文化されたルール。オープンフィンガーグローブなど独自の試合用具の開発。厳格なレフェリング。アマの選手登録制度とプロのライセンス制度。血液検査や眼底検査などの医事チェック。アマからプロへ繋がる選手育成システム。修斗がクリエイトした運営システムは、他組織にも強く影響を与え、MMA(=総合格闘技) におけるワールドスタンダードとなっています。
競技の中心となっているアマチュア修斗は北海道から沖縄まで全国各地で開催され、2009年1年間の大会数は57を数えます。9月に開催される全日本アマチュア修斗選手権は2009年で16回目。これに向け毎年6月から8月にかけては全国10地区(北海道・東北・北関東・南関東・中部・北陸・関西・中国・四国・九州)で地区選抜トーナメントが開催されるほか、全国各地で新人戦も実施されています。