古代オリンピックから続く、世界最古のスポーツ

レスリングは世界で最古のスポーツです。それを立証するには、エジプト・アラブ共和国を流れるナイル河のほとりにあるベニハッサンの壁画があります。紀元前3000年と推定される古代エジプトの遺跡です。1938年に、アメリカ合衆国ペンシルベニア大学の東洋研究室が、イラク共和国のバクダッド付近の寺院で発掘した鋳銅製のレスリング像も、ほぼ同年代の作品と考えられています。

このことから、レスリング競技が、エジプトからイランを結ぶ中近東で発生したらしいことがわかります。しかし、はっきりスポーツとして記録されているのは、ギリシャに始まった古代オリンピック(前776〜後394)からです。4年に1回ずつ開かれた古代オリンピックは、1170年間にわたって293回も続きました。

古代オリンピックと近代オリンピック(1896年)の間に、一度オリンピックの復活がありました。ギリシャだけの国内競技会で1859年から1889年まで4回開催されました。これを復活のオリンピックと呼んでいます。

オリンピックで日本発の金メダル獲得となったのは1952年ヘルシンキオリンピックのフリースタイル・バンタム級において、石井庄八選手です。これを皮切りに、近代オリンピックの中で輝かしい成績を収めてきました。2004年のアテネ大会からは、女子も正式種目になり、これまでに男女合わせて24個の金メダルを獲得しています。また、ヘルシンキオリンピックから北京オリンピック (2008年)まで、15大会連続して55個(金24個、銀17個、銅14個)のメダルを獲得しています。


<競技について>

試合は、フリースタイル、グレコローマンスタイル、女子レスリングの3スタイルがある。2分間3ピリオドで、30秒間の休息をはさみ、ピリオドごとに勝者を決定する。2つのピリオドを勝った選手が試合の勝者となる。フォールした場合はピリオドに関係なく、試合は終了する。

日本で一般的にレスリングと呼ばれるのは、オリンピックでも採用されているこれらのスタイルのことを指す。

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